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zoom RSS 天使の魔法 その87

<<   作成日時 : 2017/02/02 02:11   >>

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暫くの間は、尻尾は動かない。
7日様子を見て、
動けば元通り。
動かなかったら、後ろ足も危ない。


森の賢者、ラウルは、静かに言った。


毒蛇でなかったからまだ良いがね。
尻尾を狙ったのは、
君を歩けなくする為。


一旦逃しても、執念深く付け狙って、
弱った所で、ゆっくり味わうつもりだった。


アントニオは、ビビった。
ラウルの声はもの静かで穏やかだ。
でも、言ってる事は、恐ろしい。


どんな時にも冷静沈着。
森の賢者と言われる由縁だ。


でも、僕、7日も待てないです。
動けなくなるなら、なおさら早く行かないと。


分かってる。
今はカルメリージャを待つしかない。


すると、木の根元を叩く微かな音が聞こえた。


何?


ああ、ちょっと行ってくる。


ラウルは、するすると、木を降りて行った。
そして、直ぐに戻ってくると、
パンパンに晴れ上がったアントニオの尻尾に、
肉厚な緑色の葉を潰して乗せた。


葉から滲みだすトロリとした液が、
傷口を包む。

すると、不思議な事に、
痛みが少しづつ、引いていき、
眠くなってきた。


アントニオ


誰かが自分を呼ぶ声が聞こえた。


誰だろう。
応えなくちゃ・・・


そう思いながら、
アントニオは、眠りに落ちた。







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