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zoom RSS 天使の魔法 その88

<<   作成日時 : 2017/02/02 21:50   >>

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やっぱり、ダメか。


アントニオは、ため息をついた。

森の賢者、テナガザルのラウルの
手当てを受けた翌日、
不安で居たたまれなくなり、
必死で尻尾を振ろうとしたのだ。


後ろ足が動かなかったら、どうしよう。
何だか、尻尾の付け根まで、痺れているみたいだ。


熱のせいか、頭がぼうっとして、
考えがまとまらない。
つい、悪いことばかり考えてしまう。

突然、ラウルが現れた時は驚いた。

クリスティーネに頼まれたと聞いて、
信じる事にしたのだが。

アルフォンソも何処かへ行ってしまったし。

腫れ上がった尻尾の激痛に耐えながら、
夜を過ごすのは、余りにも辛くて、
誰かにそばにいて貰えるのは、ありがたかった。

ラウルは寡黙で、
必要な事以外はあまり話さないが、
質問には、丁寧に答えてくれる。


アルフォンソは、迎えに行った。


誰を?


カルメリージャを


まるで、僕も知っていて当然といった風に
言うので聞きそびれた。


って、その
カルメリージャって、いったい誰???

ラウルは、待つしかないって言うけど、
いつまで?
そのカルメなんとかが、来なかったら?

それに、
肝心のラウルはどこ?
さっきまで、すぐ下の枝で気配がしてたのに。
いないみたいだ。


ラウル!


堪らなく不安になって、つい名前を呼んでしまった。


すると、また、木を叩く音がした。


暫くすると、ラウルが、下から上がってくる気配がした。

そして、長い腕を僕に差しのべると、
掬い上げる様に抱き抱えた。

僕は驚いてもがいた。

すると、また声が聞こえた。



アントニオ




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