天使の魔法 その149

ライブが決まりそうです。

本決定になりましたら告知します。

是非、ご来場お願い致します。


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アントニオは夢心地で、
輝く白い狐を見つめていた。

その時、一粒の水滴が、
アントニオの頭の上に落ちた。

天井を見上げると、
そこには大小沢山の結晶が、
つららのように下がっていた。

まるで、秋の住んだ夜空の、
満天の星を結晶にしたようだ。

壁側の、色とりどりの結晶の上には、
特に長いものが下がっている。

水滴が、それを伝って落ちると、
壁の結晶が、まるでそれを吸い込む様に消える。
そして、あの音が聞こえてくる。


   シャル~~~~~ン


水滴が落ちる場所によって、
響く音が、微妙に違う。


       シャラ~~~~~ン


紫色の壁に水滴が落ちると、
ひときわ済んだ音がした。


すると、突然、白い狐の姿が、
透明な柱の上から消えた。


   クリスティーネ!


      クリスティーネ!

          クリスティーネ!


   どこ?

          どこ?


アントニオの声がこだまする。


肉球に尖った結晶が突き刺さるのもかまわず、
アントニオは走り出した。

クリスティーネが座っていた柱の後ろには、
すでに姿がない。

アントニオは焦ってあたりを見回した。

紫と青の壁の間に、
わずかに豊かな毛並みの白い尻尾が見えた。


     待って!


              待って!


     いかないで!!


             いかないで!!



こだまを残して、アントニオは壁の間に飛び込んだ。



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